手荒れしないためのゴム手袋選びとは?アレルギーにも注意
手荒れしないゴム手袋
毎日水仕事をしていると気が付いたら手荒れになっていた、という人はとても多いです。
そんなときに欠かせないのがゴム手袋ですが、実は使い方や選び方を間違えると、返って手荒れを悪化させてしまうこともあるのです。
手荒れしないゴム手袋というのははたしてあるのでしょうか、選び方のポイントと注意点について調べてみました。
ゴム手袋の種類
まず、ゴム手袋、ビニール手袋と言っても、実は素材が4種類あります。
天然ゴム、ニトリル、塩化ビニール、ポリウレタン、それぞれにメリットもデメリットもあり、用途に応じて使い分けることも大切です。さらに同じ素材でも、物によっては裏布や裏毛がついています。
裏布は、手袋全体に樹脂やゴム等がコーティングされ、素材が厚めで耐久性が高くハードな作業に向いています。裏毛は、樹脂やゴム手袋の内側に繊維を施してあり、着脱が用意で手触りがソフトなメリットがあります。
ゴム手袋素材別のメリットデメリット
次に、4つの素材別にそれぞれメリットとデメリットをまとめてみました。
天然ゴム手袋は、柔軟性がありフィットするので作業がしやすい半面、油や溶剤には弱くアレルギーを起こす場合があります。炊事洗濯など一般家事から農作業まで、幅広く使えます。
ニトリルゴム手袋は、耐久性が強く天然ゴム成分を含まないのでアレルギーの心配は少ないですが、柔軟性の面ではやや劣り少し高価です。家事全般にももちろん、食品関連や医療介護系でも活躍しています。
ビニール手袋は安価で劣化しにくくにおいが少ない反面、熱や引っ張りにはやや弱いです。家事にも使用可能ですが、耐油性があるので機械工業などでも使われてます。
ポリウレタン手袋は天然ゴムやニトリルより弾力性と耐久性にも優れてますが、そのぶん高額になります。溶剤を扱う作業や、農業、水産業などで使用されます。
ゴム手袋でアレルギー対策
ゴム手袋にもこれだけの種類や用途が細かく分けられ、また裏布や裏毛の有無などにもポイントがあります。そして、もう一つ注意すべき点があります。それはゴム手袋でのアレルギー対策です。
実は天然ゴム手袋にはラテックスという成分が含まれており、この物質でかぶれたり痒みの出る体質の人も少なくありません。これをラテックスアレルギーといいます。
このアレルギーがある人は、天然ゴム素材の物は避け、できるだけニトリルやビニールなどを使うようにしましょう。もしも以前、天然ゴム手袋で荒れた覚えのある人は、素材選びから自分に合ったものを見つけていくことが大事です。