教師はやっている？チョークによるひどい手荒れへの対策
チョークによる手荒れ対策
教職の人やボルダリングの趣味を持つ人などは、チョークを頻繁に使いますが実は、その必須アイテムが原因で手荒れを起こしてしまうそうです。
なぜチョークで手荒れを起こしてしまうのか、そしてそうならないための対策を調べてみました。
黒板に向かってチョークで字を書いている、学校の先生にはそんなイメージと思い出がありますね。ところで、チョークはいったいどんな素材から出来ているのでしょうか。
チョークには成分ごとに2種類あり、それぞれ石膏チョークと炭酸カルシウムチョークに分けられ、色付きのものには着色料が使用されています。
石膏チョークの主な成分は硫酸カルシウムという鉱物で、天然石膏や化学石膏などを細かく砕いて焼き、水と混ぜて作られます。
一方、炭酸カルシウムチョークは石灰石を粉砕し、粘土や接着剤に水を混ぜて作られています。
どちらの素材も、人体や肌には直接大きな影響はないとされていますが、チョークで手荒れを起こすという体験談を持つ人が意外と多くいるようです。
教師の仕事をしている人の中には、チョークで字を書いているときに、指先の水分が失われてカサカサしてしまったりすると言います。
そして使用後に手を洗う回数を重ねることで、肌の乾燥とバリアー機能の低下という、手荒れを起こしやすい環境を作り出してしまいます。
その理由として、チョークを使うことで飛び散る粒子が毛穴をふさぎ、そして粉末状になって水分を奪うといわれています。
チョークの手荒れは先生にとっても仕事に支障をきたし、またボルダリングをする場合は手が使えないのは命取りになるのでとても難しい問題です。
チョーク手荒れの予防
では、そんなチョーク手荒れの予防として行われている対策として、どんなことをしているのでしょうか。一番多く聞かれるのはやはり、手、とくに指先にたいするケアを怠らないことのようです。
いずれの素材も有害ではないものの、肌の水分を奪うことは変わりません。使用した後はなるべくこまめに洗い流し、ハンドクリームなどで指先を中心に塗布し、保湿を行うよう心がけています。
また2種類の素材の中でも、石膏チョークの方がより乾燥しやすいので、炭酸カルシウムチョークの使用頻度を上げる対策をしている時もあるそうです。
仕事や趣味などで使う道具によって手荒れを起こしてしまうと、生活にも関わってきます。それにしても、先生の見慣れた行動の裏側に、まさかそのような苦労と努力があったとは、少し意外な感じですね。