手荒れやかゆみにもう悩みたくない人のためのハンドクリーム選び
手荒れによるかゆみのハンドクリーム
水仕事をしたり、紙や衣類、パソコンやスマホを触ったりなど、私たちの手は日々酷使されてます。
毎日の生活で刺激を受けた手を労わり、手荒れを予防するためにハンドクリームは必要不可欠なものです。たくさんの種類がありますが、その特長や選び方についてまとめてみました。
手荒れの主な原因
手荒れの主な原因は、手洗いや食器洗い、洗濯などで石鹸や洗剤を使用したとき、肌を保護する皮脂膜も一緒に流れ出てしまうことです。
油分でできた皮脂膜は、界面活性剤や空気中のウィルスなどの刺激物質から手肌を保護する、とても大切な役割を果たしています。
ところが、この皮脂膜が薄れてきたところに、日常の手作業での刺激が加わることで、バリア機能が過剰になりかゆみなどのアレルギー反応を引き起こします。
さらに難しいことに、手には皮脂膜を分泌する細胞がなく、慢性的に乾燥しやすい環境にあります。
そこで、手肌を保護し、バリア機能を回復させるためにもハンドクリームは大きな役割を果たします。ハンドクリームも種類ごとに用途も様々あるので、目的に合ったものを見つけてケアしていきましょう。
ハンドクリームで保湿
乾燥を防ぐ用途のものには、保湿成分やビタミンなどの栄養素が配合されているものがあり、水分や保湿成分を補います。
他にも、ビタミンには血行を促進する効果もあると言われています。手荒れの原因の一つに、冷え症などによる血行不良なども考えられています。
その根拠といわれる理由は、自律神経の働きが鈍ったりすることで、保湿や保護に必要な栄養分が行き渡りにくくなるからです。
肌が栄養不足になると、当然のことながら荒れ性になりやすくなります。さらに、ワセリンなどに代表されるように、皮脂膜の代わりに油分を補う機能のものもあります。
自分で皮脂を作り出すことのできない手の皮膚にたいしては、外側からオイルで潤う必要があります。足りない分の皮脂膜を補完することで、水や洗剤類などの刺激へのバリア機能の役割も果たしてくれます。
なお、ハンドクリームを塗布する前に、普段使用している化粧水を使うと、さらなる保湿効果が得られます。その場合ももちろん、強く刷り込んだりせず、フェイスケアの時と同様にやさしく行いましょう。
手荒れはひとたび進行してしまうと治るのに時間もかかり、また日常生活にも支障をきたすことがあります。
そのためにも、顔や髪の毛などと同じように、乾燥しないようにしっかりとお手入れすることがとても大切になってきます。そんなホームケアには、ぜひハンドクリームを活用させていきたいところですね。