ハンドソープで手荒れを防止できるタイプの選び方とは
ハンドソープで手荒れ防止
風邪の予防や日々の衛生管理での手洗いやうがいは、毎日欠かすことができない健康維持のために必要な日課です。
しかしその一方で、頻回に渡る手洗いやゴシゴシと強く擦りすぎる洗い方などが、実は手肌が荒れる原因になることがあるのです。
いつも使っているハンドソープは手荒れの原因となるのか、それとも手荒れを予防してくれるのかがとても気になるところですね。
手荒れを防止するハンドソープの選び方には、どんなポイントがあるのかについてまとめてみました。
肌に優しい石鹸
ハンドソープの役割は言うまでもなく、手についてしまった汚れや雑菌を取り除いて、水に流れやすくすることです。外出先から帰ってきた直後、私たちの手には無数のウィルス雑菌、空気中の汚染物質などが付着しています。
手に残ったそれらの汚れを水に流す時に、肌を覆う皮脂膜やバリア機能として存在する常在菌など、肌を保護するために必要な物質も一緒に流出するのです。
その一方で、汚れだけを落としてハンドケアもしてくれるような、肌に優しい石鹸もあります。選び方のポイントの一番目は、液体ではなく泡のタイプの方が刺激も少ないことです。
液体のソープは殺菌力にとてもすぐれていますが、お肌への刺激はとても強く、菌を殺してしまう過程で肌を保護するための成分も失われてしまいます。
しかし泡で出てくるタイプだと、手肌への触り心地もとてもやさしく、しっかりと汚れだけを包み込んで流してくれます。その他には、敏感肌用の固形石鹸もあります。
この固形タイプの石鹸は、失ってしまった皮膚の水分量を早めに回復させてくれるので、乾燥から肌を守り荒れるのを防いでくれます。
中には、ヒアルロン酸などの保湿美容成分が配合されているものもあり、角質層に潤いを与え、バリア機能をしっかりと保護してくれます。
成分で選ぶ
選び方のポイントのもう一つは成分です。液体ソープには石油系の界面活性剤や人工的な保存料がたくさん使用されているので、化学物質による過敏症を起こす場合もあるといいます。
敏感肌のために作られたものだと、洗浄成分から香り成分まですべて天然由来のものから出来ているのもあります。ハンドソープは使用したときに手に油成分の皮脂膜が張られ、敏感な手肌を刺激や乾燥から保護します。
そしてこの保護膜は肌になめらかさを与え、あかぎれやひび割れなどの手荒れを予防し、敏感肌にならないようにしてくれます。
手指を清潔に保っておくことはもちろんとても大事ですが、手荒れのない綺麗な肌をキープすることも同じくらい大切ですね。