手荒れ かゆみ 眠れない

手荒れのかゆみや腫れがひどくて眠れない場合の対処

手荒れのかゆみや腫れがひどくて眠れない場合の対処

 

手荒れのかゆみで眠れない

 

夜になると、急に手荒れのかゆみが強まってきて眠れない、こんな悲痛の声を聞くことがあります。そんなつらい就寝中のかゆみの原因と対策を知って、ぐっすり眠れる夜を取り戻しましょう。

 

 

 

アトピーの患者から、寝ている間に肌を掻きむしって起きたら布団に血がついていたという体験談をよく聞きます。

 

 

 

なぜ夜になったらかゆみが強くなるのでしょうか。その理由には、副交感神経の働きが関与しているのではないかと言われます。わたしたちの日中の活動時は交感神経が優位になり、心も体も行動のモードになっています。

 

 

 

この時、血管や神経はあらゆるストレスを受けて収縮傾向にあり、活動するのに適したテンションを保ちます。ところが夜寝る前には逆転して、副交感神経の方が活発になります。

 

手荒れのかゆみや腫れがひどくて眠れない場合の対処

 

そうなると体は休息をとるように変換し、筋肉や血管が緩みます。ここまでは誰にでもある自律神経の働きなのですが、日中のストレスを強く感じると緊張と弛緩の落差が激しくなります。

 

 

 

そのバランスが大きく崩れたときに、かゆみを引き起こす物質のヒスタミンが過剰に分泌されると考えられています。

 

 

 

たしかに、ひどく疲れを感じたりストレスを受けているとアトピー症状が悪化する、という患者の声も聴いたことがありますね。手荒れの場合も同じ皮膚の炎症なので、同様のことが起こる傾向があります。

 

手荒れのかゆみ対策

 

対策としては、就寝中の環境を整えること、そして適切なケアと薬などの治療の二つになります。かゆみが強くなる時の寝室の環境として、ハウスダストやほこり、湿度、室温が重要になってきます。

 

 

 

寝室の掃除をこまめに行い清潔を保ち、エアコンなどを使用して快適な状態にするように心がけましょう。なお、かゆみが強くなるときは、空気が乾燥し室温が暑い場合に起こりやすい傾向があります。

 

 

 

また、パジャマなどの衣類や手荒れ保護用の手袋なども、天然素材で通気性の良いもの、着ていて不快感のないものを選ぶことが大切です。

 

 

 

そして、眠れないほどつらい場合には、あらかじめかゆみを抑える塗り薬を塗布するなどの対策をとりましょう。

 

 

 

時にはヒーリングミュージックやアロマオイルなど、自分がリラックスできる環境を作り出してみるのも1つの手と言えますね。

 

 

 

かゆいだけでもとても苦痛な手荒れ、それが原因で睡眠不足になるとまさに悪循環です。そうならないためにも、ストレスマネジメントなども含めた日ごろからのトータルケアが、一見遠回りでもとても重要なことです。